エストニアの国旗
エストニアの国旗を見たことがありますか?
世界の国旗数ある中で、ちょっと変わった色の組み合わせかもしれません。
上から青、黒、白の横並び三色旗です。
青はエストニアの空・湖・海、つまり自然を愛するエストニアの国民を象徴しています。
黒は故郷の大地を示し、白は人々の幸福の追求を意味しています。

現在の地に1万1千年位前からエストニア人が住み始め、紀元前3千年頃ウラル山脈の西側から移住してきたフィン・ウゴル人たちが共に暮らし始めました。
人々は自然の中に神を思い、木を切る時は森の精に祈りを捧げ、熊を狩る時は熊の魂を慰める神事を行い、常に自然に畏敬の念を持っていました。
これはアイヌの文化や神道に見られる自然信仰、民族信仰、八百万の神の信仰と共通しています。
実際それを確かめたくて北海道のアイヌ村を訪ねるエストニア人やエストニアを訪ねる神社関係者が多いのはちょっと興味深い現象ですね。
海と森と豊富な水、両国共通の恵みです。
第二次世界大戦を境に両国の自然の運命は右に左に大きく分かれたように思います。
日本は敗戦後アメリカ的文化生活を目指して、森をつぶし、公害を垂れ流し、自然を破壊し続け、やっとその過ちに気付き反省し、今少し「日本」に戻っているような気がします。
しかしそれとは反対に、幸か不幸かソ連に支配されている間手付かずだったエストニアの自然はあるがままの美しさを保ち、半世紀に渡って押し付けられた苦しみの中、心の底に秘め持ち続けた民族意識をようやく回復したエストニアの人々は、ヨーロッパ人として開放感に浸っています。
経済成長が続くエストニアは他国の経験から学び、自然を壊すことなく世界のオアシスになっていってもらいたいと心から思いますね。

