エストニアってどこ、どんな国?
「日本おにぎり隊」という団体がエストニアで活動したいそうだという情報をいただいた時は、正直言って「おにぎり隊?海外で炊き出し?ほんとかいね」って思ったのでした。
まったくもって想像したこともない文化交流活動方法でした。
でも、那須さん(実行委員長)と古賀ママさん(2006年モンゴル遠征参加)から具体的なおにぎり隊の活動のお話を聞いて即、「おにぎり」これぞ日本食文化の原点、、
それを握って人的交流を図る方法は単純だけど、双方の心の底で求めている何かを呼び起こして二つの想いを一つにする最高の手段じゃないかと気づきました。
昨年10月に下見としてエストニアを訪れ、老人ケアセンターと大学の日本語クラス2ヶ所で実際におにぎりを握ってみました。
最初は恐る恐る見ていたおじいちゃん、おばあちゃん、学生さんも実際に握ってみたら、みーんな即笑顔一杯になり、「おにぎり効果」が確実に現れました。
あの手に伝わる暖かさと柔らかさが笑顔を誘うのでしょうかね。
今年はこの「おにぎり隊」の活動が注目され、
10月にエストニアのラクヴェレ市で行われる相撲世界大会(SUMO World Championship) の前イベントとして開催されるJapan Weekに参加することになりました!
ラクヴェレはエストニアの首都タリンから約100Km東、エストニア人力士、把瑠都関の出身地です。
http://www.rakvere.ee/index?lang=eng
http://www.rakvere.ee/index.php?main=686
というわけで、この場をお借りして、
皆さんあまり馴染みのない、
でも下見で行った方すべてが虜になった
「エストニア」という国を紹介させていただきたいと思います。
さて、第一回目の今日は、
「エストニアってどこ、どんな国?」
そんな素朴で、日本人のほとんどの方が持っている質問から。
エストニアを知らなくても、恥ではありません。
アフリカ? え、南米?
郵便局でもそう聞かれたことがあります。
ま、最近は流石にそんなこともなくなりましたが、
ちょっと国際情勢や世界史に関心のある方は冷戦終息時にソ連から独立を果たした国の一つといったこともご存知かもしれません。
また、一部の音楽好きの方は有能な作曲家や指揮者、合唱の盛んな国ということを知っているかもしれません。
でも、知名度数値的には相撲でひざに怪我をしながらも頑張っている把瑠都関が一番知られているエストニア人なのかもしれません。
しかしながら、把瑠都関を応援している「エストニア」っていう国名は知っている方でも地図上の詳しい位置になると90%以上の方がご存知ないのが実情です。
さて、場所は?
エストニアはバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)の一番北、
フィンランドと海(フィンランド湾・約80Km)を隔てたお向いの国です。
北欧に属するとお考えください。
フィンランド人とは同じ言語族フィン・ウゴルで親戚関係にある国だからです。
遠いイメージをお持ちでしょうが、実はとても近いのです。
まずはフィンランド航空(フィンエアの回し者ではないのですが、やはりこれが一番楽なのです)でヘルシンキへ、そこから待ち時間40分+飛行時間30分の乗り継ぎでもう首都タリンです。
冬時間なら12時に経ってその日の17時過ぎには現地入りできちゃうのです。
経ったその日の夕飯はエストニア料理!なのです。
どんな国?
九州とほぼ同面積の国ですが、私はよく北海道に札幌の人口がすんでいるところと想像してくださいと言います。
人口約140万人、北海道と違うところは山がなく、一番高いところで約330mの「卵山」という、まっ平らな国です。実に根釧平野が北海道全体になったような国です。
イメージとしては、北欧の澄み切った空気と、(ソ連時代のおかげで?)時代の空白期間に培われた、また西欧からの影響にかき消されることなく残った民族文化と、ヨーロッパ人の仲間入りすることで開放された思想、教養、隠されていた芸術的才能が花を開き始めた国、ってところでしょうか。
では、また。

