魅惑の秋
旨い! いやぁ秋はイイね。
正隊員の新井さんからどっさり届いたプルーンを頬張っているこの頃。
何かと美味しいものを頂くこの季節。収穫の秋と人情に感謝。
またプルーンを一つとり口に入れる。フレッシュなプルーンを食べるのは初めてだ。
葡萄の様な桃の様な…、ホント美味しい。
過去4度の遠征に参加している新井さんと最初に出会ったのは2002年。パキスタン遠征の事を想い出す。
ガンジス河を北に北にひた走ったヒマラヤの奥地。
ヒマラヤ山脈とヒンズークシ山脈、そしてカラコロム山脈がぶつかり交差する6,000㍍を超す山々の中にある通称:風の谷と呼ばれるエリア。その年の交流地:パスー村はそこにあった。
911テロの翌年で色んな情報が錯綜する中、遠征そのものを色々な角度で検討した遠征だった。
この村はタジク系ワヒ族が住む村でイスラム教の中でも最も穏健なイスマイリー派の人々。当時イスラムのイメージで接見していたキーワード:『ジハード』に対して新たな認識を持たせてくれた遠征だった。
自給自足のその生活の中へ我々おにぎり隊員も入って行った訳だが、シンプルで地道な生活スタイルに若いメンバーが強烈なカルチャーショックを受けている中、新井さんが言った一言が忘れられない。
『私の子供の頃の生活そのままだわ。』
当たり前のようでどこか懐かしむ感じ。炊き出しの準備で食材をさばいていた新井さんから戦争の後の日本の姿を彼女の言葉から伺った。



