終わりを告げるメッセージ
今日、パラリと机の前の壁に張ってあった紙が落ちた。
20年前、大学生だった頃、自分の誕生日に友人が贈ってくれたルーズリーフに書きまとめた幕末の志士達の言葉。坂本竜馬・高杉晋作・中岡慎太郎・吉田松陰・勝海舟、、、思えば色~んな人に影響を受けてきたもんだ。時代を創った当時の若者の熱い魂に触発され、意味不明に『俺もやるぞ~っ!』と友達と叫び合っていた日々を想い出す。
この志士達のメッセージの紙、学生時代の下宿生活の日々、異国の地にて生活していた日々、そして東京へ出てきてから今日まで常に机の前の壁に貼って、時折見上げては『・・・ふむふむ!』などと読み返してきたものだ。
それが今日、パラリと外れて落ちた。
この“パラリ”にも何かメッセージを感じ、すっかり色あせたその紙をもう一度読み返してみる。
男子志をたてて郷関を出づ 学もし成らずんば 死すとも帰へらず
=坂本竜馬=
僕・去冬己来、死の一字大いに発明あり
死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし
生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし
=高杉晋作=
などなど・・・。う~む熱い、熱過ぎる言葉。
こんな言葉に心の底から熱くなっていたかつての自分を懐かしみ、『今はどうなんだ・・・』と自問自答。真直ぐで熱き男だった若き日の自分にちょっぴり申し訳なくなる。
『日本を変えるぞ~!』とシャウトする事はたやすいのだけれど・・・。
“自分は何が出来るのか”の命題に今は言葉を発せず黙して日々を進みたい。
そう思う40歳の今日この頃、壁から外れた紙をそっと畳んで引き出しへと入れる。
何かから卒業した。 ・・・そんな気がした。

