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さぁ、おにぎり隊の腕の見せどころとなる「炊き出し」だ。遠征出発前、この日の炊き出しに向けて大きな鍋を使ってご飯を炊く練習をしたり、おにぎりの具に何を入れようか相談したりした。まだ見ぬナフー村の人々を想像して、ご飯がちゃんと炊けるだろうか?おにぎりを食べてどんな顔をするのだろう?豚汁は口に合うだろうか?…期待と不安が入り混じっていた。 村の衛星状態は決してよいものではなく、ホテルで豚汁の材料も仕込んでいった。割烹着を着込んで、正隊員を中心に薪と大きな鍋を使って炊き出しを行い100人分のおにぎり、豚汁、白玉ぜんざいを作った。おにぎりの数は200個!ミャンマーでも米を主食におかずを添えて食べるスタイルは日本と同じだ。ナフー村の人々も最初は隊員達がおにぎりを握っているのを遠目に見ていたが、やがて大人から子どもまで握るのを手伝ってくれたのだ。出来上がったおにぎりは大きかったり小さかったり、中には「ん?これは何だろう?」というような独創的なものもあった。 おにぎりも豚汁も白玉ぜんざいも、村の人々はとりあえず食べてみるが反応は様々だ。あまりおにぎりを食べようとしない子供もいれば、持って帰ろうとする隣村の人もいた。白玉ぜんざいの甘みも苦手な人も多かった。豚汁は思いのほか好評で『Water、water』と言っておかわりするお母さんもいたほどです。隊員達も含め、食文化の違いはもちろんあるし、村人達にとって美味しいものを作ったわけではない。隊員達のおもてなしの気持ちは伝わったことが村人達の笑顔という表情から感じられた。
岩崎 賢祐 |