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■時間を越えて 夫婦で参加していた私達に、村の長老格と思われるおばあさんが話してくれたことがあります。彼女が1枚の10ルピー札を出し「これは日本軍が侵略していた時のものです。私は日本軍がいやで、戦争が終わってからもずっと日本に良い気持ちを持っていませんでした。でも今あなた方がナフー村に来てくれ、こうして楽しく過ごす内に日本に対する私の気持ちが変わってきました。このお金を日本にお返しします」と夫に手渡したのです。よく見ると、ルピー札ですが下に『大日本帝国政府』と漢字があるのです。つまり当時の日本軍の軍票です。 その頃彼女は、10台前半でしょう。イギリス統治で英語を覚えたのでしょう。トツトツながら英語で話してくれました。1945年日本の敗戦から58年間、良く思っていない日本の軍票をどんな思いで持ち続けていたのでしょう。私達夫婦なら戦争を知っていると思い、長年の思いを託したのでしょうね。
■一番楽しい日 「交流最終日、ナフー村の人が言いました。『この村始まって以来の一番楽しい日でした。』と。風の民と土の民が出会った瞬間だったと思います。ずっと手をつないでいてくれた女の子のやさしい笑顔とその暖かい手。きっと一生忘れないだろうな」。人と人との小さな結び目。そのひとつひとつが集まって固い絆となり、世界平和へとつながっていくのだろう。 |

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■村人たちの生活の中心、パゴダ 貨幣経済が浸透していない地方では一生に一度世界遺産である「シュエダゴォンパゴダ」を訪れるためにお金を貯めている人がいるそうだ。彼らにとって仏教は生活にどこまでも密着している。 |
 
■時の流れと重みを感じた慰霊碑訪問 祖国の為に命をかけた人達がいた。真上から照りつける太陽。かつてこの地で戦争があった時も同じくこの太陽を仰ぎ見た先人達がいたことだろう。日本人慰霊碑の近くにも我々日本と戦った国の方達が眠る慰霊碑があった。そして綺麗に清掃されたこの慰霊碑はミャンマーの人達の手で守られている。ただ、「安らかに…」と手を合わせた。
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