亡命直後の難民家族
 私はこの旅で何度も人前で涙を流してしまいました。中国からの侵略と虐待の実態を聞いて、そのむごさに思わず目を背けたくなりました。 現実から目を背けることは簡単ですが、現実を冷静に受け止めてから、今後チベットのために何ができるのか考えていきたいです。想像もつかないような境遇にある中でのチベット人の温かさが心にしみました。

 

難民受け入れセンター
 難民受け入れセンターのドミトリーは、広い殺風景な部屋にベッドが連なっていた。くっつけて並べることでひとりでも多くの者が寝られる為の知恵である。
身ひとつでの越境が現状で、辿り着いて間もない者達は、ぼろぼろになった服をまとい、浅黒い顔で、不安を帯びた黒い瞳が我々を凝視していた。彼らの自立への道となるであろう就業先など皆無である。年々増加する亡命者に対し、現状のコミュニティーでは、キャパシティを超えている。

 

亡命直後の難民家族

 

 

 

「知る事」
 私が今回の旅で得た一番の事は「知る事」です。それはチベットの歴史を知る事でもあり、チベット人の考えを知る事でもあり、チベットの今の現状を知る事でもあります。


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